平成30年度土曜補習開講

平成30年度土曜補習が開講しました。一般入試に対応する確かな学力の養成を目指して、講座を開設しています。また、生徒の進路実現を支援するべく、ニーズに応えた講座を開設しています。
【土曜補習概要】
開講日;9月8日(土)から12月土曜日(開講しない週もあり)
講義時間;60分
対象者;特進コース全員、進学コース希望者
3年生にとっては、1月のセンター試験に向けた学力養成の最終段階に入ります。基礎基本を確認し、その土台の上に演習を行う講座もあります。11月末より特別編成授業が開講予定となっています。
2年生の生物基礎(文系)では、タマネギ根端の体細胞分裂の観察を実施しました。
11時30分頃、水耕栽培をしているタマネギの根端を切り出し、酢酸とエタノールで固定を行いました。(体細胞分裂を停止させる)その後、観察の直前で希塩酸で解離(細胞同士を切り離す)を行いました。
1人の生徒のプレパラートの出来がよく、その写真を掲載しました。
顕微鏡150倍で細胞の全体を観察します。観るとわかりますが、間期(細胞分裂準備期、核の輪郭が見えます。)が多いです。分裂期は少ないですが、その中から、前期、中期、後期、終期を発見するとわくわくします。倍率を600倍にすると、顕微鏡では染色体がはっきりとわかります。このようにして、生物は細胞を増やしまた、更新していくのです。
さて、授業では今後実施するのですが、体細胞分裂のそれぞれのステージを何個発見できたでしょうか。この場合、1枚の顕微鏡写真の細胞の総数を調べ、さらに、各ステージの数を調べてみました。この数は、実は、そのステージに要する時間と考えてよいのです。つまり、細胞は圧倒的に間期の段階が多いということです。細胞分裂は、厳密にコントロールされて行われています。ちなみに、このコントロールが効かなくなる細胞が、がん細胞なのです。
<タマネギ根端細胞>
総数;163
間期;154
前期;5
中期;2
後期;2