【土曜補習】第7講12月8日(土)その2
2018.12.17
特進のお知らせ

平成30年度土曜補習が開講中です。一般入試に対応する確かな学力の養成を目指して、講座を開設しています。また、生徒の進路実現を支援するべく、ニーズに応えた講座を開設しています。
【土曜補習7講】
開講日;12月2日(土)
講義時間;60分
対象者;特進コース全員、進学コース希望者
<化学>
対象:2年生
1、目的:ルミノール反応を通して、化学反応において出入りするエネルギーについて理解する。
2、実験
ルミノール + フェリシア化カリウム K3[Fe(CN)6]+ 過酸化水素 → 沈殿形成 + 光
(触媒として・・・鉄)
反応の様子はこちらです。
この反応では、鉄(Fe)や銅(Cu)、コバルトCoなどの金属が触媒として利用されます。触媒とは自分自身は変化せずに、化学反応を速める物質です。
ところでなぜ、発光が見られるのでしょうか?光はエネルギーの一種です。化学反応では、反応の前後でエネルギーの出入りがあります。物質が持っているエネルギーの総和が、発熱反応(エネルギー放出)では、反応前の物質>反応後の物質、吸熱反応(エネルギー吸収)では、反応前の物質<反応後の物質 の関係になっています。発光したということは、エネルギーの放出反応です。
さて、この変化は犯罪捜査にも使われています。人の血液中には、赤血球があり、赤血球にはヘモグロビンタンパク質が含まれます。このヘモグロビンの中心には、鉄(Fe)が存在しています。そのため、ルミノール反応から血痕が特定できます。なお、授業では、市販のケミカルライトも発光させて、色の違いも見ました。